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← 制作日記の一覧2026-10-09

今度は本文より先に「章末規約」を作ることにした

新しい第3章の題材は決まった。

SNS支援金詐欺。

次は普通なら各話の本文を書く。

でも、今回は先に規約を作ることにした。

第1章、第2章で何度も痛い目を見たからや。

本文を書いてから、

「この条文だとその執行は発動せえへんやん」

となると、話ごと直す羽目になる。

今回は事件の穴そのものが、

「送金エラーと言っているけど、そもそも送金処理が始まっていない」

というもの。

なら、先に「送金処理開始とは何か」を規約で固定しておかないと、後から主人公に都合のいい穴を生やしただけに見える。

そこで章末資料として、

《個人支援金受給手続規約》

を先に作った。

重要なのは「送金指示番号」。

運営側が自分で付けた番号ではない。

金融機関や決済機関が正式な送金指示を受け付けた時に発行する番号。

この番号が無いなら、「送金処理開始後」を条件にした請求は使えない。

さらに、

5,000円の受取事務手数料。 20,000円の送金障害解除費。 50,000円の本人確認保証金。 最大120,000円の解約清算費。

それぞれが、何を条件に成立するかを条文で分けた。

金が払えなければ、すぐ執行体が出るわけでもない。

支払期限が来る。 代替履行が通知される。 本人が拒否する。 その後で初めて履行補助として執行体を使える。

ここも順番を固定した。

トワが勝手に代理人を名乗らないように、

「本人端末から、第三者の助言を受けながら問い合わせできる」

という条文も入れた。

異議申立人は依頼人本人。

公共同意庁が本人同意のもとで決済機関へ照会できる根拠も作った。

小説を書く前に、主人公側の逃げ道だけでなく、運営側が使える条文も全部先に置く。

これで初めて、読者も同じ規約を読めばトワより先に穴を見つけられる。

『規約喰い』の作り方としては、こっちの方が正しい気がする。

※この日出てきた言葉の説明

・送金指示番号: 作中規約で、金融機関・決済機関が正式な送金指示を受け付けた時に発行する番号。運営側の内部番号とは別物。

『規約喰い』は生成AIを使って制作しています。作品の紹介と話数一覧はこちら。