「一つ直したら別の場所が壊れる」を、何回やれば気が済むのか
漫画版は、文章以上に修正が終わらない。
この頃は4〜8頁をまとめて生成するところまで進んでいた。
毎回固定しているはずなのに、タグの大きさが変わる。
1頁ではトワの腰くらいだった頭が、別のページでは胸や肩の高さまで来る。
犬サイズのはずが、気を抜くと狼になる。
台詞でも同じ。
話者が入れ替わる。 右から左に読むはずのコマが、左から右になる。 「二十五分」と書いているのに、スマホ画面は前後で同じ。 「写真。」という台詞の意味を取り違えて、タグに撮らせる場面なのにトワ自身がカメラを構える。 フェンス内の作業区画なのに、別のコマでは普通の帰宅客がその辺に立っている。
規約の文章はもっと危ない。
小説に無い一文を、画像生成側がそれっぽく作る。
『規約喰い』でこれをやられると洒落にならん。
さらに8頁の修正では、「古い規約」という言葉を受けて、チェック役のClaudeが「古い紙っぽい質感にしよう」と余計な解釈を指示に入れてしまった。
スマホで見てるデジタル規約やのに、なぜ紙まで老化するのか。
ここで俺がClaudeにかなり強く言った。
勝手な解釈を足すな。 最適化バイアスするな。 指示された箇所以外を触るな。
漫画版では「良くしよう」とする追加演出が、そのまま原作改変になる。
なので、
修正点を見つける ↓ すぐ画像生成しない ↓ ChatGPT自身でも他に壊れていないか確認 ↓ Claudeにも見せる ↓ 修正点が確定してから生成
という順番へさらに変更した。
4〜7頁は採用。
8頁だけ再修正。
漫画生成で一番時間を食っているのは、絵を作る時間より「AIが勝手に気を利かせた部分を元に戻す時間」かもしれない。
この時点で、完成している漫画ページだけ先に公開も始めた。
公開直後の漫画版は8ビュー、スキ1。
まだ1話すら完成していない。
※この日出てきた言葉の説明
・最適化バイアス: 指示どおり作ればいいところで、AIが「もっと良くしよう」と独自の変更を加えてしまうこと。今回の制作では禁止事項になった。
『規約喰い』は生成AIを使って制作しています。作品の紹介と話数一覧はこちら。