漫画にしたらトワが男になった。原因を調べたら、小説に「女」と一度も書いてなかった
漫画版を作り始めて、いきなりキャラクター固定で詰まった。
主人公の御影トワは、設定上は女性、20歳。
ところが漫画画像では、途中で普通に男性っぽくなった。
最初は画像生成AIが勝手に設定を忘れたと思った。
そこでClaudeに、小説14話ぶんを全部読ませて、トワの性別に関する記述を機械的に拾ってもらった。
結果。
本文の中に、「女性」「彼女」「少女」みたいな明示が一度もなかった。
一人称は「私」。
外見は「濡れた黒髪を耳へかけ」「黒いショートコート」。
口調は「〜だ」「お前」みたいにかなりぶっきらぼう。
女性20歳という情報は設定資料にはあるけど、小説本文だけを読めば、画像生成側が男性に寄せても不思議ではない状態やった。
これで一つ分かった。
AIにとって「設定資料では決まっている」は、「毎回その設定を守る」と同義ではない。
漫画生成では、毎ページごとに固定情報を渡さないと漂流する。
そこで、
御影トワ: 女性、20歳。一人称は「私」。 黒髪。黒いショートコート。 ぶっきらぼうだが女性として描く。
タグ: 犬ほどの大きさの黒い執行体。 普通の犬ではなく、表面に文字列が浮かぶ。
という固定表を作り、毎回プロンプトへ入れることにした。
さらに、参照する基準画像も固定。
後にはピアスの数と位置までページごとに変わり始めたので、「どの耳のどこに何個」まで指定するようになった。
漫画って、同じキャラが毎ページ同じ顔で出てくるのが当たり前やと思ってた。
当たり前のことほど、AIには全部書かないといけないらしい。
※この日出てきた言葉の説明
・固定表: キャラクターの性別、年齢、外見、口調、サイズなどをページごとの生成プロンプトへ毎回入れる設定表。
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